7月29日 広島県立図書館

青少年に電子書籍貸し出し 不安に寄り添う本など用意

広島県立図書館(広島市)は29日、青少年向けに電子書籍の貸し出しサービスを始める。都道府県立図書館では初めてだとしている。「不安やストレスなどを抱えた子どもの心に寄り添う本」など7000冊を用意。自分のスマートフォンなどで読むことができる。
同図書館は5月から、学校休業により在宅時間が増えた子どもたちに読書の機会を提供しようと、学校や幼稚園を通して蔵書を貸し出す事業を始めた。保育所、放課後児童クラブ、放課後こども教室、適応指導教室、フリースクールも対象とした。
29日からは、電子書籍の貸し出しを新たに加える。利用対象者は県内の在住者、広島県内の学校・企業への在学者・在勤者。スマートフォンやタブレットなどは利用者が用意し、専用IDを通じてインターネットで貸し出しや返却作業を行う。一度に2冊まで、2週間の貸し出しが可能となっている。
返却期限が来ると読めなくなる仕組み。県立図書館に足を運ぶ必要はない。貸し出し中の本を別の人が借りることはできないが、読みたい場合は予約できる。

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