富士市がインターネットで書籍を貸し出す「電子図書館」開設
06月15日 12時23分

新型コロナウイルスの影響で図書館を訪れることが難しい人や、スマートフォンに慣れている若い世代に読書に親しんでもらおうと、静岡県富士市は15日、インターネットを通じて電子書籍を貸し出す電子図書館を開設しました。

この電子図書館は富士市立図書館の利用者カードを持つ人が対象で、スマートフォンやタブレット端末パソコンを使って、図書館のウェブサイトから1人5冊まで電子書籍を借りることができます。
借りることができるのは実用書や小説、児童書など約1万冊の電子書籍で、本によっては目が不自由な人のためにAI=人工知能が音声で内容を読み上げる機能がついています。
また、2週間たつと自動的に返却されます。
図書館では来年3月までに3000冊を追加する予定で、現在は閲覧のみで貸し出すことができない郷土資料や行政資料なども電子書籍に取り入れたいとしています。
富士市立図書館の関根睦さんは「新型コロナウイルスがなかなか収束せず図書館に足を運びづらい方や、中高生などの若い世代、働いている方も、インターネット上の図書館に親しみを持ってもらい気軽に利用してほしいと思います」と話していました。

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