青森県立図書館 電子図書館導入2021年2月25日

来館不要「電子図書館」導入へ 青森県立図書館/ネットで電子書籍貸し出し、12月開始目指す

2/25(木) 8:58配信

青森市の県立図書館は2021年度、来館しなくてもインターネットを通じて電子書籍を借り、パソコンやスマートフォンなどで24時間閲覧できる「電子図書館」サービスを導入する。新型コロナウイルス禍で外出や来館を控える人には便利な上、本離れや図書館離れが進む若者などの取り込みも期待できる。12月の運用開始を目指す。  県立図書館は16年度から利用者サービスの向上へ、電子書籍の閲覧が可能な電子図書館システムについて検討してきた。そんな中、コロナウイルスの感染拡大防止で、20年4月末から8日間の休館や利用制限などを余儀なくされた。非来館・非接触サービスの観点から、電子図書館の早期導入のニーズが高まった。  県は電子図書館システム導入経費として20年度の2月補正予算案に660万円、電子書籍購入経費として21年度当初予算案に880万円を計上。21年度は事典や図鑑、年鑑などの学術書を中心に、約千冊分の電子書籍の購入を予定している。具体的な利用方法や貸出期間・冊数などは未定。  県立図書館奉仕課の佐藤真理課長は「図書館から遠い地域の人や、時間帯が合わずに来館できない人も気軽に利用できる。今後、電子書籍の増加や、ジャンル拡充も期待できる」と話している。  印刷会社などでつくる電子出版制作・流通協議会の調べによると、電子図書館を導入した全国の自治体数は20年4月1日時点で94だったが、21年1月1日時点では143に増加。県内ではおいらせ町立図書館が20年7月から実施している。 ◇ ▼電子図書館 電子データ化された本(電子書籍)を、パソコンやスマートフォン、タブレット端末向けに貸し出すサービス。利用者はいつでもどこでもインターネット上で借り、閲覧できる。文字の拡大や音声の読み上げ機能もあり、高齢者や視覚障害者らへの対応にも配慮されている。一方、システム導入や維持管理にコストがかかり、図書館向けの電子書籍がまだ少ないことも課題。

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