浅野さん 講演
【講演メモ】
<第1部> 講演
「常識のカバーをはずそう」札幌市図書情報館長 浅野隆夫氏
定山渓鉄道の最後の社長が親戚だった
時計台は昭和42年までは図書館だった
図書館スタッフのネームタグの緑色は創成川に生えていた柳をイメージ
パシフィコ2018での約束 開館2週間だった
バックヤードのない図書館
地域性を考える →都心に集まる人にターゲットを絞る
BDSの集計値で、1日平均3000人の来館ペース
8月には来館者が100万人達成の見込み
常連の他に、13時~15時の来館が多い
本は貸さない、飲食可、おしゃべりOK →汚損除籍はこれまでに1冊だけ
札幌市立は2週間貸出し →年間26人計算、常に最新の情報がある図書館を目指す
書架から出した本は所定の返却台に戻すルール 返却台に置かれた本で利用把握(アンテナがある)
多種多用な利用者が同じ場所に介して交流する
脱NDCでの配架
大テーマを掲げ説明文を付ける、その中で中テーマで分ける、興味を引く小テーマ
「ハコニワ」と呼ばれる小テーマの設定は幅允孝にアドバイスをもらった
書架はフェイスアウトを多用する
ITを味方にする →座席予約(1週間前から可)や返却台のタグアンテナ(データ集計から次の選書を支える)
「work」「life」「art」のエリア別のベスト10も出せる
「課題解決型」について:解決すること(A)ではなく、課題を明確にすることから(曖昧なことからQを作り出すこと)
よろず支援拠点との連携について:相談ブース(カウンター)に専門家を入れる →司書との連携が取りやすくなる
→レファレンスの結果、半年で4件の起業があった
…その後のフォローはあるのか?
「連携」について:形骸化?場所貸し? →同じ目標を持っていることが重要
セミナーは4ヶ月前から計画
専門家が書架のアドバイスをすることで精度を上げていく
司書資格者は16人、司書4人と事務職1人というグループを作る(花、土、金、鉄、事務、という名称)、
パンフレットを置くのをやめた、ポスターも貼らない →置く時は書架の中に置く(資料とがっつり絡ませる)
一つの棚は1人が担当→書架は花壇であるという捉え方、マイ花壇は手入れもする
専門新聞は90紙
市場情報評価ナビ「MieNa」の導入
「知のかけら」コーナー(1F):箱型の本棚1コマ分を職員1人が管理して個を表現する
年間7.5万冊の出版:出版の交通渋滞 →整理して展示することで市民に届く
本の素晴らしさや魅力を届けるのが役目
次のビジョン:インプットからアウトプットへ
DLできない価値:本を介する場の価値
unlearn:学んだことを一度崩して考え直すこと、学びほぐし
(14:30・休憩)