新・荒尾市立図書館、順調な船出 4月オープン
2022/06/02 09:30

今春、商業施設内に移転してリニューアルオープンした熊本県荒尾市立図書館が人気だ。5月前半までの1カ月半で、既に移転前の1年分を超える人が訪れた。若い人の利用が増えているといい、今夏にも市が目標としていた来館者数15万人を達成する勢いだ。  元の図書館の老朽化にともない、4月1日、商業施設「あらおシティモール」の一部で開館した。5月17日までの来館者数は5万3832人。コロナ禍前の2019年度は1年間で4万1456人だったため、既に1万人ほど上回った。  市によると、買い物がてら訪れたとみられる利用者も多く、以前より親子連れや、学生の利用も増えた印象があるという。貸出冊数も月あたり3倍ほどになり、1日1千冊を超える日もある。  館内は、市が誇るラムサール条約登録湿地・荒尾干潟をコンセプトに、潮だまりのように弧を描いたり、船をイメージしたりした書架が並んでいる。県産のスギを使ったほか、壁には荒尾干潟の貝殻や、地元特産の小代焼で作った生き物の形の飾りをあしらっている。  「干潟の洞窟」をイメージしたという子ども向けのスペースも

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